この5年間で数多の名馬が生まれています。しかし、語られる馬たちのほとんどは芝馬。ここではあえてダートに絞って最強馬を紹介します。

・2011年度の最強馬
トランセンドです。
前年にジャパンカップダートを制して初のG1タイトルを手にし、フェブラリーステークス制覇を足掛かりにドバイワールドカップにチャレンジします。
この年は東日本大震災の年でもあり、日本全体が暗いニュースに沈んでいました。
しかし、震災後最初に飛び込んできた明るいニュース。
それはドバイワールドカップでの史上初の日本馬による1着・2着決着。
1着こそヴィクトワールピサに譲ったものの、芝馬有利と言われているオールウェザーの馬場にひるむことなく、堂々の2着を確保しました。
帰国後も南部杯、ジャパンカップダートを制し、この年の連対率は100%でした。

・2012年度の最強馬
エスポワールシチーです。
2009~2010年度に一時代を築いた同馬ですが、その後は年齢による衰えもあってか勝ちきれないレースが続いていました。
しかし、かしわ記念で見事復活勝利。
距離が長いと思われた帝王賞でも2着に入り、その後、南部杯を制します。
その南部杯を佐藤哲三ジョッキーで制したのち、ジョッキーの落馬事故により再びこの馬の背中にまたがることなく引退となります。

・2013年度の最強馬
文句なしでホッコータルマエです。
前年から使い詰めを指摘されていた同馬ですが、この年も年間を通して走り続け、無事是名馬を実践しました。
佐賀記念から帝王賞まで五連勝。
その後はJBCクラシックおよび東京大賞典を制しています。
この年だけで10レース、8つの競馬場を走りました。
疲れを見せない姿は真の最強馬でしょう。

・2014年度の最強馬
コパノリッキーです。
もともと注目されていた馬でしたが、前年秋は骨折の影響で大敗続きでした。
しかしこの年のフェブラリーステークス、史上初の最低人気でのG1制覇を成し遂げます。
勝ち方を思い出したかのようにかしわ記念、JBCクラシックを勝利。
田辺ジョッキーを一流に押し上げたのはこの馬と言っても過言ではないでしょう。

・2015年度の最強馬
今年はまだ秋競馬・冬競馬を残しています。
前述のホッコータルマエとコパノリッキーによる最強馬争いが想定されています
。 しかし毎年強い馬が同じでは面白くない。
ここは期待も込めて地方競馬の雄、ハッピースプリントを挙げさせてもらいます。
ここまでかしわ記念と帝王賞をいずれも3着。
中央の強豪馬相手にあと一歩及んでいませんが、確実にその差を埋めてきています。
充実の4歳を迎え、いよいよG1を獲得する準備は整いました。
この秋、ダートはハッピースプリントに注目をしてレースを見てみてください。

このように過去の最強馬の活躍を見直してみると、5年間の間に様々な魅力的な競走馬が出走していた事を思い出します。
競馬はお金を儲ける為のギャンブルではありますが、たまにはお金の事を忘れて過去のレースを振り、自分の好きな競走馬の活躍を思い出してみて下さい。
もしかすると、今後の競馬予想に役に立つ情報が隠れているかもしれません。競馬は奥が深いので、色々な観点からレースを楽しむ事をおすすめします。