2014年は海外で大活躍した馬が複数出た年になりました。ドバイデューティフリーを制したジャスタウェイはコースレコードで圧巻の勝利、そのとき出したレーティングは2014年の世界第1位として表彰を受けました。ドバイシーマクラシックを制したジェンティルドンナは鞍上のムーア騎手が直線で進路をカットされながらも、力技で外に持ち出し、直線差し切って優勝を果たし、ムーア騎手の腕とジェンティルドンナの負けん気に多くの人が衝撃を受けました。ジェンティルドンナは有馬記念でも戸崎騎手を背に、並み居る強豪がいる中、終始楽に競馬をし、各馬猛追する中、最後はなんとか凌ぎきりました。この年の年度代表馬にも輝くなど、最強馬としては申し分ありません。

宝塚記念で意地を見せたのはゴールドシップです。かなりの気性の荒さで、天皇賞春は人気を裏切り、宝塚記念では若干不安視されましたが、クセ馬を乗りこなすのは日本トップクラスの横山典弘騎手のエスコートで見事な圧勝劇を見せました。凱旋門賞では残念な競馬でしたが、その強さは衰えることがありません。2014年の凱旋門賞にはジャスタウェイ、ゴールドシップの他にハープスターも出走しました。ハープスターは桜花賞で最後方から直線だけで17頭ゴボウ抜きで優勝、オークスは2着ながら、落鉄寸前の状況でこれまた最後方から猛追を見せ、強さを見せ付けました。前哨戦の札幌記念ではゴールドシップと対戦。超満員の札幌競馬場において、2頭のマッチレースが繰り広げられ、ハープスターが勝ちました。凱旋門賞では日本馬最高の6着と健闘。残念ながら引退しましたが、その夢は子供たちに託されます。

2014年の牡馬クラシックは大混戦でした。皐月賞はイスラボニータ、ダービーはワンアンドオンリー、菊花賞はトーホウジャッカルと勝ち馬が異なる混戦。その中でもトーホウジャッカルは東日本大震災当日に産まれ、虚弱体質に苦しみ、デビューはなんとダービー前日。半年足らずでクラシック制覇を果たし、しかもレコード勝ちです。2015年の最強馬候補として目が離せません。今まで振り返ってきましたが、2014年の最強馬はやはりジェンティルドンナではないでしょうか。ジェンティルドンナは東京、中山、阪神、京都、そしてドバイと5つの競馬場でG1を勝っている、正真正銘の最強馬です。しかも、芝2400メートルでの勝利や牡馬との対戦、ぶつかってもひるまない精神力は今までの牝馬にはなかったものがあります。この年の最強馬はジェンティルドンナで決まりです。